趣味がない人の趣味のみつけ方

趣味・たのしみ

長年趣味と呼べるもののなかったアラフィフ主婦のわたしは、趣味をもつ人に憧れて、長年四苦八苦してきました。

趣味人へのあこがれ

わたしの好きなテレビ番組のひとつは、テレビ朝日の「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」です。

小さい頃から、何かにのめりこみ、没頭できることなんて、本当に素晴らしいと思うのです。

そして、博士ちゃんに出演する子どもレベルの熱中度になると、まさに趣味が高じてそれが仕事になってしまう子が多く、何とも羨ましい。

そこまでいかずとも、自分の周りのみまわすと、わりとみんな趣味をもっています。

旦那は釣りやDIY,オーディオいじりなど、息子は小中学生のときはプラモデルにはまってました。今はアニメが好きなのかな?

一方のわたしの子ども時代は、ぼーっと過ごす時間が圧倒的に多かったような・・。

大人になってからも趣味は何か、と聞かれると、強いて言えば「旅行」と答えていましたが、趣味と言えるほどはたくさん出かけてないので、声を大にして言うのは気がひけて。。

趣味のひとつくらいないと、つまらないヤツと思われそうで、肩身の狭くなる被害妄想に陥ってきました。

趣味の定義とは?

しかし、最近になって気づいたのです。

わたしは「趣味=マニアの域に達しているもの」と勝手に思い込んでいたことを。

試しに「趣味とは」でググッてみると、休みや暇なときにやること、楽しみやリラックスのためにすること、などと出てきます。

そういえば学生時代に「〇〇というアーティストが好き」と公言するには、そのアーティストのアルバムをすべてコンプリートしていないといけない、と思い込んでいました。たとえ数曲でも気に入ったのなら、「そのアーティストが好き」でいいんじゃない?と今なら思えます。

それともうひとつ、趣味とは「好きで長く続けられること」だ、という思い込みもありました。

よく趣味が続かない、という人がいますが、わたしもまさにそれ。

あれこれ手を出してみますが、飽きっぽいというか、マニアになるほどは興味が続かず、その世界についてある程度(体感的には浅い知識で6~7割)知ったら満足してしまいます。

わたしにしてはハマッたな、と思えるものに対して熱を上げる期間はだいたい1~2年くらい。

しかし、興味をもつ前は、ほぼ0に近かった知識が6~7割になるのなら、その過程でかなり楽しめているのでは。

しかも1~2年サイクルで次の面白いものをみつけるので、楽しみの幅が広がっていくので、それもまたよいのでは、と思うようになりました。

それともうひとつ、趣味とは自分の手や体を動かして、何かを作ったり演奏したり運動したりすることだと思っていたけど、何かを鑑賞したり、知識を深めるのも立派な趣味だと思うようになりました。

わたしは「趣味とはこうあるべき」と、勝手にハードルを上げていたようです。

趣味がない人の趣味の探し方

趣味=興味をもって楽しめること、なら、入口となるきっかけは何でもよいと思いますが、わたしの場合はテレビにかなりの影響を受けていることが判明しました。

たとえば、アニメ「タッチ」を観てから、学生時代は甲子園をテレビで一生懸命応援し、その流れでプロ野球も好きになり、高校生のときにはジャイアンツのファンクラブに入っていました。(地方でテレビ放映されるのは巨人戦ばかりだったので)

その後、上京してからは東京ドームにも何度か足を運びましたが、日本プロ野球のフリーエージェント制の導入で、チームの看板選手が入れ替わってしまうため、興味を失ってしまい、しばらく野球からは遠ざかります。

しかし、野球観戦の楽しさは知っているので、WBCはテレビで応援しますし、今年は息子のご縁で、神宮球場で早慶戦を楽しみました。

長く生きていると、昔ちょっとだけかじった趣味は再燃することがある。

そういうことなら、浅く広く手を出すことは、誰かに迷惑をかけるわけでもなし、メリットこそあれ、デメリットなんてなにもありませんね。

その他、テレビきっかけで興味をもちはじめたことは・・

NHK朝ドラ「ちりとてちん」 → 落語

フジテレビドラマ「のだめカンタービレ」 → クラシック音楽

藤井聡太さんのニュース → 将棋(観る将)

NHKドラマ「ライジング若冲」 → 日本画

NHKドラマ「忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段」 → 歌舞伎

などなど。

あとは、教育系のyoutubeやポッドキャストきっかけで、歴史や英会話にも興味をもつようになりました。

要は、無料で楽しめるツールから、ちょっとひっかかったものを深堀していく、という感じです。

でも、わたしの場合は、マニアになったり、その道を究めたりまではいきません。

たとえば歌舞伎だったら、どんな演目があって、どんな役者さんがいるのか、歌舞伎界全体の情報を図書館の本やDVDなどで仕入れて、1~2年かけていろんな劇場に違うタイプの演目を観に足を運びます。

その中で、自分好みの演目とそうでない演目があることに気づきます。

だから、ひととおりのことがわかったら、その後は、これはどうしても生で観たい、という演目×演者さんの組み合わせのときだけ、観に行くことになります。

だから、歌舞伎を愛してやまないマニアにはならず、早慶戦に行くのと同じレベルで、たくさんある楽しみの中のひとつに歌舞伎が落ち着く、という感じ。

わたしのひとつのことにハマる周期は2年ほどですが、それが3か月だったとしても、2週間だったとしても、その期間はそのことについて興味をもち、調べたり触れたりしているのであれば、それは趣味にカウントしてよいのではないでしょうか。

これで、だれでも今日から多趣味になれそうですね。

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