男前の鵜匠さんを発見【岐阜県関市の鵜飼】

旅行・おでかけ

東海地方の夏といえば、長良川の鵜飼。朝夕が少し涼しくなってきた今がおすすめです。

岐阜県関市・長良川の小瀬鵜飼

近年は日本も関東以西は東南アジアのような亜熱帯気候に近くなってきましたね。

その暑すぎた2024年の夏も台風の到来とともに少し落ち着き、朝晩はだんだんと過ごしやすくなってきました。

このくらいの時期に涼をとるのにおすすめなのが長良川の鵜飼船です。

岐阜市の鵜飼船にも乗ったことがありますが、わたしのおすすめは関市のほう。

鵜が鮎をとる様子がかなり近いところで観られます。

関市のおすすめ鵜舟「鵜の家 足立」

そして、関市の中でもおすすめなのが「鵜の家 足立」さんの船。

理由は、鵜匠さんがめっさ男前だから(個人の感想です)。

将棋棋士の松尾歩八段似で、硬派&セクシーな感じのお兄さんです。(松尾八段がわかる方も少ないかもしれませんが、気になる方はググッてみてくださいませ)

つい最近のニュースで、岐阜市の鵜船カードが流行っていて、カードになっている鵜匠さんや船頭さんに、女性ファンが黄色い声援をおくっているのを見ました。

さすがにこれはやらせなのでは?と疑いたくなるような光景でしたが、推しの鵜匠さんをみつけると、夏の楽しみができてよいかも。わたしも関の鵜舟にはもう一度乗ってみたい、と密かに思っていますので。

鵜の家足立さんでは、宿泊やお食事もできます。

【公式】鵜の家 足立 岐阜県関市小瀬鵜飼 天然鮎料理とお宿
岐阜県関市奥長良川沿い天然鮎料理専門店とお宿 鵜の家足立。この地では小瀬鵜飼が行われており、一千有余年の間、古式ゆかしく伝統漁法を守り続けております。 手入れが行き届いた庭は杉苔の絨毯が広がり、立派な松の木や四季折々に花々が咲き、鵜の池では鵜が水浴びする様子が間近でご覧いただけます。美しい風景とともにどうぞゆっくりお過...

※予約は電話で。現金払いのみだそうです。

長良川の鵜飼レポート

ここからは、わたしが2022年夏に体験した鵜飼船のレポートです。

参加メンバーはわたし・妹・息子の3名。

まずは、お食事をいただきます。

船でお弁当を食べることもできますが、ご飯は落ち着いて食べたかったので、鵜飼が始まる前の早めの夕食にしました。

鮎づくしコースにしたので、この後も次々と天然鮎のお料理が出てきます。

しかし、食べるのに夢中で写真をとり忘れてしまいまして、最後の鮎雑炊だけかろうじて画像が残っていました。

鮎のお出汁がしっかり出ていて、絶品なのですが、小食のわたしはすでにお腹いっぱいで、お茶碗に軽く一杯いただきました。息子はおかわりしていたので、男性にはちょうどよい量なのだと思います。

その後、お屋敷の庭で鵜を見せていただきました。(↓例の松尾八段似の鵜匠さん)

↑これ、置物ではなく本物の鵜です。この立派な日本庭園に放して、日ごろから運動させたりエサをあげたりしているみたいです。

さて、ここからは目の前にある川へ移動します。

この日は雨の後で水量多め。川の状態によって、鵜飼をする場所が異なるので、終了時間も多少変わります。

船に乗り込んで出発!あたりがだんだんとうす暗くなってきました。

しばらく川を遡ったあとに、鵜飼がスタートしますが、それを待つ間に、船頭さんが鵜飼について解説してくださいます。

そうこうするうちに、真っ暗になり、かがり火をたいて鵜飼がスタート!

屋形船のうぐ傍を鵜飼の船が通るので、鵜が水にもぐって鮎をくわえて出てくるところがバッチリ見えます。

川を下りながら鵜飼が行われるので、最後は出発した場所に戻ります。

これは、終わってお片付けしているところ。

「おもしろうて、やがて悲しき鵜舟かな」by芭蕉

この芭蕉の有名な句の解説は、賑やかな鵜飼が終わって、その場所を離れがたい寂しさがうたわれている、となっていますが、わたしの勝手な解釈では、はじめは面白がって見ている鵜飼も、紐につながれ漁をさせられている鵜飼がだんだんと哀れに思えてきて、鵜の気持ちに心をよせて悲しさを感じるのでは、と思っております。

籠に入れられて帰路につく鵜たち。

確かにお祭りが終わったのあとのような寂しさを感じます。

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