一年半でTOEIC300点台→700点台にした方法(後編)

趣味

一年半でTOEIC300点台→700点台にした方法(前編)の続きです。

英語学習を始めてからやったことと、使った教材(後編)

<TOEIC対策>

英語学習を独学で始めてから、実力を試してみるためにTOEICを受験してみることにしました。

TOEICは問題の内容が特に面白くないので、必要なければべつに受験しなくてよいと思います。ただ、試験があると少しは集中して勉強するので、英語スキルは上がります。

使った教材は、公式問題集だけです。まず一回分の問題を一度解いてみて、採点します。その後、解答と一緒についている問題の本文・質問文の和訳を見て、わからない単語や表現などを覚えます。そして、何度か解き直します。満点に近くなるまでできるようになったら、別の回の問題にうつり、同じことを繰り返します。リスニングのほうも同じく本文の和訳を見て意味がわかるようにしてから、しばらくの間は毎日聞き流していました。そうすると、だんだん聞き取れるようになってきます。どちらかというと、リーディングよりリスニングのほうが簡単です。この方法で過去問を6回分くらいやり、受験してみたら710点でした。

TOEICのために集中して準備した期間は、約2か月です。

TOEICの問題集は、現在1~8まで発売されているようです。

<スピーキング>

TOEICはリスニング&リーディングで受験したので、スピーキングはその後で始めました。現在、話す方はまだ全然ダメです。

実は、一年近く前に、オンラインの英会話レッスンを試してみましたが、一か月で辞めてしまいました。自分があまり喋れないので、結局聴くのが中心になってしまうのと、一生懸命喋っても、先生が明らかに退屈そうにしているので。まあ、わたしも子供が小さい頃ピアノのレッスンをみてあげていたときは、すっごく眠くなるので、先生の気持ちはわかるんですけどね。

それから、英会話の市民講座に申し込んで少しだけ通ってみたことがあります。

わたしは昔、中国に留学していたことがあるのですが、そのときの経験から、スピーキングは、ネイティブとではなく、留学生同士、つまり学習者同志で練習するほうがよいと思います。語彙力が同じくらいで、少々間違ったことを言っても恥ずかしくないからです。なので、その市民講座ではわたしと同じような初心者さんたちと会話ができると期待していたのですが、先生が日本人で、ほぼ日本語で先生が喋っているのを聞くだけの内容だったので、2〜3回行って辞めてしまいました。

というわけで、現在は会話の相手がおらず、会話練習の本を使って、一人でこっそり練習しています。

単語も文法も中学英語レベルの日本語の例文を見て、瞬時に英語に直す練習ができます。

たとえば、

「君はあの先生に叱られたことがある?」

「昨日僕たちが会った人は彼女の叔母さんです」

答えをみると、なーんだ、と思うような簡単な英文なんですが、日本語を見て、これがすらすら出てくるようになるまで訓練します。

会話の練習は、そのうち高校生の息子と一緒にやってみようかなと思います。

<ライティング>

今のところライティングは必要ないので、手をつけていません。

英語学習のモチベーションを維持するには

そもそも英語を勉強したいと思ったのは、二十数年前に中国に留学したときです。英語が嫌いだったので中国語を専攻して、留学までしたのですが、中国に行ってみると、日本人と韓国人以外の世界中の留学生は、みんな英語が喋れるんです。中国語は第二外国語として学びにきていたんですね。しかも、みんな、英語のほうは留学せずに自国で勉強して喋れるようになっているのですから、喋れないとちょっと恥ずかしかったですね。だから、一般教養として、英語を学びたくなったんです。

それから、もうひとつの理由は、息子。息子は典型的な理系人間で、小学生時代に漢字を特に苦手としていました。英語も同様に、ちょっと油断するとbとdが鏡文字になってしまうような、そんな人なんです。将来、理系・文系どっちに進むことになっても英語は必須ですから、英語頑張ってよ、って言いたいけど、自分ができないくせにそんなこと言っても効果がないので、それなら一足先に勉強してやろう、ということで、今に至ります。

主にこの2つが英語学習の動機とモチベーションにつながっているのですが、日本語だとせいぜい1億人にしか通用しないところが、英語は全世界70億人に通じる、と思えば、やっぱり話せたほうが楽しいですよね。

そうはいっても、やる気の出ない日もありますから、そんなときは以下のような人たちのyoutube動画を観て、奮起してます。

上から順番に説明しましすと、アツエイゴは、日本生まれ日本育ちの日本人大学生アツさんが、独学でネイティブ並みの英語スキルを身に着けたノウハウが紹介されているHPです。ものすごくストイックに勉強する人で、刺激を受けて自分ももっとやってみよう、と思える内容です。

脳科学者の茂木さんは、英語を世界共通の言語とみなし、一般教養として日本人もあたり前に習得することを推奨されています。

バイリンガルのちかさんが、現地のドライブスルーでハンバーガーを注文したり、イギリス英語とアメリカ英語の違いを、それぞれの友人を招いて比較してみたりと、実験的な映像も多く、楽しく観ています。

同じ日本人で、英語ペラペラの人たちの動画を見ると、カッコイイ~、と思って、自分もやる気が出る、という単純な理由でこれらの動画を見ています。

英語を本当に体得するには

語学の学習は、いくらやってもキリがないですよね。日本語でも知らない単語がたくさんあるのですから、当然です。

じゃあ、いつまで勉強すれば、英語をモノに出来たと言えるのか?

わたしは何かをモノにすることを、「体得する」という言葉で表わすことにしています。イメージは、体が覚えて、自然に出てくるような状態になることです。習得というと、習って覚えた、ということになりますが、そもそも独学だし、自分の一部になってもっと自由自在に使える感じ。

例えば、泳いだり自転車に乗ったりすることは、一度できるようになると、数年ブランクが空いたとしても、またできますよね?その状態を体得した、と呼びます。

語学の体得にはもうちょっと時間がかかります。それは、楽器を演奏することと似ていると思うんです。子供の頃にピアノを習っていた人が、大人になって数十年ぶりに再開しても、とりあえずは曲らしいものが弾ける、というようなことです。

わたしは二十数年前に中国に一年半留学しました。日本に帰ってきて、中国語を使う仕事をしていたこともありますが、少なくともここ5~6年は全く使っていません。でも、3年前に北京へ旅行に行ったら、現地の人とコミュニケーションをとるぶんには全く困りませんでした。これも、留学中の一年半の間に、中国語を体得したからですね。

英語は、今すぐ旅行へ行っても旅行会話レベルのリスニングにはまったく困らないと思います。でも、話すほうに慣れないといけませんから、あともう一歩で体得できそう、というところです。だから、わたしの勉強の仕方(日に1~5時間)だと、もう1年も続ければ、一生旅行が楽しめるくらいの英語力が身に付く、というところです。だから、わたしの場合は、英語を体得するのに全部で3年かかった、ということになります。この期間は、元々のスキルや学習量によって変わってきますので、人それぞれです。

体得したと感じる前にやめちゃうと、またゼロに戻ってしまいそうで、どんなにちょっとでもいいから、とにかく毎日英語に触れることにしています。

にほんブログ村 主婦日記ブログ アラフィフ主婦へ にほんブログ村 受験ブログへ にほんブログ村 子育てブログ 高校生の子へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました