若い頃にはできなかった雑談が、いつの間にかできるようになっていました。
雑談とは
雑談とは、で検索すると、「特にテーマを決めず、気楽に会話すること」、と出てきます。
これが意外と難しくって、会話になっていればよいのですが、一部の人がずっと話続け、一部の人はずっと相手の話を聞かされる、という図式になりがち。
年代の違う人が集まると、年配の方が一方的に自分の話をすることが多くなるので、若い方にとっては苦痛でしかなく、飲み会離れがすすんでいるのだと思います。
なので、わたしは逆に年配の人と接するほうが気楽。若い人と話していると、本当は退屈しているんじゃないか、自分の言動が老害になってないか、と心配になるからです。
年代が違う人たちとうまく雑談するコツ
このように世代間ギャップを生む元となりうるのが雑談なので、わたしが気を付けているのは、
目上の方の話を聞いているときは、ツッコミどころをみつけて、「え、どうやったらそんなことが起こるんですか?」とか、「いやいやないない、普通あり得ないです。それ、いったいどんな状況ですか?」とか、失礼にならない程度に、正直な疑問をぶつけることにしています。
ある意味「イジる」ことになってしまうのですが、愛のあるイジり、といいますか、つっこみ&質問をきっかけに、相手に教えを乞う=相手を敬っていることになると思うのです。
黙って、はい、はい、そうですね、とただ聞いているよりは、コミュニケーションがとれて、双方向の会話になります。
で、「●●さんはそういうことあります?」とか、他の人にも話を振って、一人の人がずっとしゃべり続ける状況を打開します。
逆に若い人と話すときは、まず、敬語を使います。
そのほうが表面上だけでもフラットな関係になるかな、という気がするので。
あとは、こちらから質問して返ってきた答えに対して、わたしの場合はこうだった、とか、それなら●●したほうがいいよ、とか自分の話にもっていったり、助言めいたことをしないように気を付けます。
高齢者はなんでも過去に自分が経験したことや、見聞きしたことにあてはめてしまいがちなので・・。
根ほり葉ほり根気よく質問を続けていくと、へぇ、こんなこと考えてたんだ、と面白い話が聞けることがあります。
で、「お前それは●●だろう」とか、年配者の決めつけ発言が割り込んだら、わたしは若い人のほうの味方について、話を軌道修正するように心がけます。
・・・と、誰にも頼まれていないけど、中間管理職みたいな役目をかってでています。
なんだか気を遣いすぎでしょうか。だからわたしは一人でいることのほうが好きなのかな、という気がしてきました。
雑談の内容
わたしが若い頃に雑談ができなかったのは、世間一般の知識があまりにもなさすぎたからです。
それだと、普段から付き合いのある周りのごく親しい人としか喋れません。
昔行っていてたパートや、ママさんたちが集まって会話しているのを聞いていると、ほとんどが自分の家族の話や、共通の知人の話ばかりしていますね。
そこに、知らない人が混じると、共通項がとたんになくなるので、何も話せなくなってしまいます。
だからグループが固定化されていくんですね。
一方、雑談が面白い人たちの話を聞いていると、やっぱり知識が広いからだな、と思います。
息子の受験をみていて感じたのは、国公立大を一般で受験する人は、科目数が多いし、文系理系に偏らずに幅広い知識が必要とされます。
息子は理系ですが、古文・漢文も必要だったし、社会科目は地理を選択しました。
ひとつの分野で高校教科書レベルの知識があれば、相当な情報量になります。
ブラタモリのタモリさんの地学の知識も、元は教科書みたいですから。
知識が広いと、喩えや、視点を変えて物事を見るのも上手だし、もっている種からまた興味が派生して、新しい分野につなげることもできたりして。
もちろん、学校の勉強だけじゃなくて、文化・芸術やスポーツ、その他趣味が強い人の話も面白いですね。
知らない人と隣り合ったとき
わたしは、まったく知らない人と飲み会で隣り合っても平気です。
そういうときには、何を話そう、じゃなくて何を聞こう、です。
ほとんどの人は自分の話を人に聞いてもらいたいと思っています。
相手の仕事や、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方など順番に聞いて行けば、その中でひとつくらいは自分との共通点もみつかりますし。
ちょっと突っ込んで、なぜその仕事を選んだのか、とか聞けばいくらでも話は広がります。
数十年生きていれば、誰にだってそれなりの歴史があるので。
ただ、これを異性相手にやると、その人のことを好きだと勘違いされることもあります。
そのくらい、自分の話をじっくり人に聞いてもらう(途中でダメだしされたりせずに!)、ということが普段の生活ではないので、話を聞いてくれる=自分に興味をもってくれる=好き、となるのもわかります。
また、質問した答えにうまく反応できるかは、幅広い知識があるかどうかにかかっています。
●●県の出身です、と言われたときに、その県の場所がどこにあるかさえわからない、ではもうどうしようもないですが、そこに行ったことある、とか、その地域の特産品や歴史、有名人など知っていれば話も広がるし、相手も嬉しいはずです。
雑談力をつけるには
雑談力をつけるには、まとめ。
相手に興味をもち、質問をたくさんする
相手の話に反応できるよう、幅広い知識をもっておく
この2つがあれば雑談が苦にならず、楽しめるようになるかと思います。
でも、相手に興味がない場合は、無理に喋らずに黙っておけばよいと思います。
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