毎年冬が近づくと思い出すエピソードです。
中国の冬の飲み物
わたしが中国に留学していた25年ほど前の話ですが。
当時の中国で、酒類以外で売っている飲料水は炭酸系のコーラ、スプライト、ファンタオレンジなどが主流でした。
わたしは甘党ではないので、普段はジュース類は飲まないのですが、あるとき暖房が効きすぎている冬のデパートで、あまりにも喉が渇き、飲料スタンドでコーラを注文しました。
そのときに出てきたのが、なんとホットコーラ!
コーラを温めると、炭酸がほぼとんで、ただの砂糖を溶かした黒い飲み物になります。
受けとったときは、「・・・まさか!?・・・・しまった!!」。
さらに一口飲んだときのがっかり感。
なんてことしてくれるんだ、とわたしは、内心非常に腹を立てました。
医食同源
中国の人は食を大事にする印象があります。
日常の飲み物は御白湯だったりします。
基本的に身体を冷やす冷たい飲み物は飲みません。
だから、ビールを注文するときは、必ず「冷たい」ビールを頼みます。
そうしないと、生ぬるいものが出てくるからです。(その当時は、です。今は違うと思います)
でも、コーラなどの炭酸飲料水は、ちゃんと冷やして売っていました。
それが、冬は親切にも温めてあったのです。
知らなかった・・・。でも、中国の人ならやりかねない。
日本人とコーラ
デパートでのささやかなコーラ事件なんてすっかり忘れてしまっていた数年後、わたしはまた中国にいました。
仲の良かった日本人留学生と、喫茶店へ行ったときのこと。
わたしは珈琲を注文しました。
友人はコーラを注文しました。
すると、ホットコーラが出てきました。
友人はめちゃめちゃ怒りました。
このとき気づいたのは、日本人ってコーラを温めて出されるとみんなすごく怒るんだ、ということ。
今のところサンプル2ですが、きっとそういうことだと思います。
未だに冬が訪れると、このときのホットコーラのことを思い出します。
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