大好きな街に住んでいる人は、幸福度が高いでしょうね。
街との相性
日本狭しといえども、気候や風土、住んでいる人たちの気質などは、意外と地域によって全然違うものですね。
自分の生まれ育ったところ以外は、なんとなく肌に合う合わないがあると思います。
わたしの知人の話ですが、彼は京都大学の入試のために京都で一年間浪人生活を送っていました。
ところが、京都盆地の気候や習慣(わたしも京都に少し住んでいたことありますが、独特です)になんとなく馴染めなかったそう。その方が生まれ育ったのは、温暖な山陽地方でした。
結局、受験直前に志望校を変え、神戸大学を受験したそうです。
直前の変更で、神戸大の対策は、ほぼしていなかったため、受けた感触は「今年も落ちたかな・・?」。でも、無事に合格。やっぱり、何かご縁があったのでしょう。
大学生活は意外と長く、4~6年の青春時代をその土地で過ごすのですから、自分の直観を信じてよかったのかもしれませんね。
自分の街を好きになる
自分の生まれ育った町がいちばん好き、というのはとても幸せなことだと思います。
また、外から気に入った街へ移住する、というのもありですね。
土地の人たちに愛されている街は、そこへ訪れた瞬間にすぐわかります。
逆に、ここは地域住民に大事にされていないな、というのもすぐにわかります。ぱっと見た目で、ゴミや雑草が多いですから。
先日訪れた愛知県の岡崎城周辺は、まさに地域の人が街に誇りをもっていて、とても大事にされている場所だな、と感じました。
目的は岡崎城だったのですが、東岡崎駅から外へ出ると、乙川沿いを歩いて下ることになります。
橋の上から川を見下ろして、驚きます。
川底がはっきり見える!!
もう、泳いでいる鯉の姿まで上から目視できます。
慌てて階段をかけおりて、水辺に近づき、その透明度を確かめました。
こんな市街地にこんな清流が流れているとは。
岡崎は徳川家康の出身地として有名で、岡崎城もあるので、地名だけは知っていましたが、「名水の街」とは聞いたことがなかったのもので、やはり現地を訪ねてみないとわからないことってあるのだなぁ、と改めて思いました。
そして、チリひとつない遊歩道やお城周辺では、地域ボランティアっぽい人たちが、草刈をしたり清掃されているのが目に入りました。
美しい景観を地域で守るぞ、という強い意志が伝わってきます。
余談ですが、最近公園や道路脇の植栽の間から生えている雑草がよく目につきます。
「草刈り機」というものが開発されたので、草は機械で刈るものだ、機械が入れないところの草は刈れなくても仕方ない、という概念が浸透していますね。
でも、雇われた業者ではなく、ボランティアの人たちは、植栽の中の草を手で取ります。
草取りの目的が、お金を稼ぐためではなく、「街を綺麗に保つこと」だからでしょうね。
岡崎紀行
名鉄の特急。特別車両に乗ると特急券が必要ですが、一般車両は乗車券のみで乗れました。
東岡崎駅へ到着。駅前の歩道橋上には家康公が。ここまでは、よくある観光地の風景です。
市街地を流れる乙川を橋の上から望む。・・え?水めっちゃ綺麗じゃない?
遊歩道に降りてみると・・。
いやいや、畏れ入りました。
溜まった砂の不思議な紋様が、宮沢賢治のいう「イギリス海岸」を想起させます。(あちらは泥岩なので、遠くは外れていないはずだ)
お城も、もちろん街のシンボルとして大切にされています。
こうして岡崎の地に降り立ってみると、家康が江戸に幕府を開いたときに、真っ先に取り組んだのが上水道の整備だったことに合点がいきます。
人間の体の50~60%は水でできているのですから、水ってやっぱり大事ですね。
透明な水を見ると自ずとテンションが上がってしまうし、これを守りたいというのは、わたしたちの本能的な部分がはたらいているからだと思いました。
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