方眼ノート講座の信者が怪しすぎる件

生き方・考え方・哲学

かつてアムウェイやニュースキンなどのやばい商売にはまっていた妹ですが、今は方眼ノートのトレーナーを目指しています。その講座の内容や値段の高さをわたしはかなり不審に思っています。

またもや、おかしなものにはまった妹

ここ2〜3年、たまに妹に会って話すと、二言目には「方眼ノート」の名が出てきます。そのやりとりが超面倒くさいのですが、共感していただける方はいらっしゃらないでしょうか?

もうかれこれ15年以上前のことになりますが、妹の会社の先輩がうちに遊びにきてくれて、最初は普通に話していたのに、後半はアムウェイの勧誘話をされました。なんだ、これが目的だったのか、と興ざめしたわたしは適当に聞き流していましたが、その後まさか妹がひっかかるとは、このときは思いもよりませんでした。その後アムウェイからニュースキンに転向しましたが、大金をつぎ込んでうまくいかず、親に無理やり脱会させられます。それで懲りたかと思いきや、相変わらず自己啓発セミナーのようなものにちょいちょい引っかかっているようです。

方眼ノートの話を聞いたときは、「またか・・」と、思いました。そのうち熱が冷めるだろう、と放っておきましたが、最初にその名を聞いてからすでに数年経過している今もまだ熱心にやっているようです。

妹がおかしなものにハマる理由

妹がこの手の商売にはまる理由は「自己顕示欲」と「お金」です。自分は人より優秀だ、という自負がある妹は、自分の年収に納得できないようです。準公務員のような仕事をしているので、同じ大学を卒業し、大企業に就職した友人たちに比べると、年収はかなり低くなるのでしょう。それで、わたしのほうが能力があるのに・・・、わたしはもっと儲けられるはずだ、と思っているようです。そして、方眼ノートトレーナーの中には年収が高い人がいるようで、憧れているらしいのです。

妹は急上昇志向があり、コツコツ努力するのは苦手。ただ、地頭がよいので、得意なことは、ちょっとやれば人よりできてしまうところがあります。なので、「〇〇すれば〇〇できるようになる」というメソッドをとてもありがたがり、そういうことにすぐにお金を払ってしまいます。もともと自己啓発セミナーが大好きな妹のことですから、「自分を高める」、とか「人生を変える」、「頭がよくなる」などとうたわれている方眼ノートメソッドには、特にどっぷりはまってしまったようです。

息子が方眼ノート講座を受けてみた

妹は方眼ノートトレーナーの資格ももっているようです。(トレーナーにはレベルがあるようで、どのレベルかはわかりませんが)知人を入会させるともしかしたら何か特典があるのでしょうか?熱心にすすめてきましたが、わたしは「やりたくない」とはっきり断りました。でも、うちの息子(妹にとっては甥っ子)には絶対やらせるべき、と言い張り、妹がトレーナーとして特別に無料でオンライン講座を受けさせてあげる、との申し出があり、しぶしぶ了承。

テキストなど一式が送られてきましたが、これも本当は有料なのでしょうね?そして、2〜3時間の講座を2日かけてzoomでやってくれました。その内容は、方眼ノートを使って、自己の課題などを方眼ノートに整理し、行動にうつすまでを落とし込む作業をする、というもの。講座を受けなくとも、同じことを文章で書いて渡してくれれば、10分で理解し、実行できるような単純な内容でした。これには息子も同感とのこと。

方眼ノート講座の価格設定に疑問

息子が受けたものと同じ内容で、妹が最初に受けた講座の価格を調べてみると、なんと3万円代でした。え、この内容でこの価格?ウソでしょ?きっとYoutubeで探せば同じようなものを無料で視聴できるでしょう。値段が高いもののほうを、ありがたがってすぐに飛びつく妹のような人はよいカモなのではないでしょうか。

また、妹はグループになって、誰かと一緒に長時間勉強するもののほうが、充実感が得られるようです。これは、長い会議をやったらすごく仕事をしたのと同じ気がする、というような感覚に似ているのかな、と思います。

わたしが方眼ノートを絶対にやらない理由

いくら妹にしつこくすすめられても、わたしが絶対に方眼ノートをやらない理由は、「妹の姿を見て、ああいうふうになりたいと思わないから」です。

これは、母親が創価学会の活動を熱心にするのをみて、わたしが絶対に創価学会にはかかわらない、と思うのとまったく同じです。

妹はわたしと会っている間も、オンラインで方眼ノート仲間とつながって、何事かしょっちゅうやり取りしています。また、我が家に遊びに来ても、途中で一人別室に入り、オンライン講座を受けたり、突然方眼ノートに図を書き出したりと、奇妙な行動を多くとります。たった今目の前に人がいるのに、それを無視してそういう行動をとるのは、非常に失礼で、不愉快だとわたしは感じます。

また、普段の会話の中でも、わたしが少しでも何かぼやくと「それは方眼ノートをやれば解決できる」「マイナスの言葉を発しなくなる」などと、すぐに指摘してきて会話するのが面倒です。また、周りの人のことを何でも、タイプ分けしたがり、あなたはこういう人だから、こういうことをするのがあっている、などと口うるさく言われます。アムウェイやニュースキンは金銭の持ち出しが多く、破綻しました。方眼ノート教会のシステムがどうなっているのかわかりませんが、うちの息子が特別に無料で受けた講座も、もしかしたら妹が講座を開くライセンス料などを負担したり、教材代を支払っているのでは?と疑っています。まあ、フランチャイズなどと同じ仕組みだとしたら、べつに違法ではないのでしょうが・・・。

怪しい商法や宗教にひっかからないために

ねずみ講やフランチャイズのような商売や、新興宗教はどれも「〇〇すれば、〇〇になれますよ」という方法論をとき、そのメソッドを売ることで儲けています。

それにひっかからないためには、方法論にとびつくのではなく、リベラルアーツ(実践的な学問・教養)を習得し、自分で考える力を養っていくことは大事なんだな、と改めて思いました。

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