現在、中高生がSNSアカウントを保有している率は80%とも90%とも言われています。SNSはうまく付き合えば役立ちますが、一方でさまざまな弊害が生まれることも。今回はその中でもツイッターのマナー違反について私見を述べたいと思います。
Twitterは何のためにあるのか
そもそもツイッターとは何のためにあるのか。
同じ興味をもつ人たちのコミュニティに参加したり、情報収集したり、告知をしたり・・。用途は人それぞれですが、わたしはいろいろな人の考え方を眺めるために利用しています。
そして自分が発信する場合はなるべく「人の役に立つこと」「おもしろいこと」に限定しているつもり。
考えを発信することで、自分の頭の中を整理するのにも役立っています。
もちろんくだらないつぶやきもたまにはしますが。
みんながツイートしてることも、「告知・宣伝」か「わたしはこう思う」という自分の考え方か、「お弁当つくった」などの実況中継や日記みたいなものが多いですね。
どれも面白く眺めているのですが、気になるのはリプ。
見ていると「マナー違反?」と思うものがたまにあります。
Twitterのマナー違反
<ケースその1>
「それは個人の自由」とか「人によって違うでしょ」みたいなリプ。
もともと個人の意見がツイートされてるんだから、当たり前のことですよね。
こういうリプに対して反論すると、ちょっとした議論みたいになるけど、埒が明きません。
「議論」とは、同じ目的をもった者同士が、ゴールに向かって意見をすり合わせるための作業だと思うんです。
だから、ツイッターで自分と異なる考えをみつけては「それは違うと思う」と意見する人は、目的もなくただ相手を論破したいだけ…!?
着地点がないので、変な絡みのリプはスルーするか「それも一理ありますね」と相手に同意して早めに終わらせれば怪我せずにすみます。
<ケースその2>
人のツイートの間違いを指摘するリプ。
いくら正しいと思うことでも人の間違いをわざわざ大勢の前で指摘すると相手に恥をかかせ逆恨みされます。
それはツイッターでも同じ。
多くの人の目に触れるTL上で「間違っていますよ」は失礼ですよね。
そもそも利害関係のない人のツイートの間違いなんて指摘する必要もないし、どうしても教えてあげたければDMすればよいことです。
<ケースその3>
「わたしのほうがもっと〇〇だ」とかぶせてくるリプ。
笑える失敗談とかならまだいいんですが・・・。
「共感」と「同感」は違います。
「同感」は相手の意見にわたしもほぼ同じ思いです、という意味。
一方「共感」は自分の感じ方は違っても、相手の立場を理解し気持ちを受け止めてあげること。
「大変だ」と言っている人には「大変なんだね」と共感すること。
間違っても「わたしのほうがもっと大変」などと言ってしまっては失礼です。
一見同感しているように見えますが、相手の言っている「大変」はもっと別の意味かもしれません。
<ケースその4>
炎上のきっかけになりそうなリプ。
炎上するのは発信側にも少しは問題はあるのかもしれません。でも140文字の中に自分の思いを詰め込むと必ず行間が生まれますよね。
「話が通じない人」は、基本的に相手の話をよく聞きません。
話の中の一部分だけをとらえて、自分に都合よく解釈したり感情的になったりする。
ツイッターが炎上したりする原因のほとんどがこれ。
人の話は最後まで聞き、相手の総意を掴もう、とツイッターを始めてから特に思うようになりました。
Twitterの楽しみ方 結論
ツイッターはネット上の世界だけど、リプで直接やりとりする場合は結局は外の世界の会話と同じだということに気づきました。
仕事でもプライベートでも対人関係がうまくいく人は「相手を気持ちよくさせる」ことを心掛けています。
会話は基本的に聞き役にまわり、発言するときは「相手がよろこぶ情報」を届ける。
だからそういう人は一方的に喋ったり相手を不快にさせる言動はしないですよね?
高校生の息子にも、SNSでは匿名で発言できるけど、目の前にその相手がいたとしても直接言えるようなことしかコメントしちゃだめなんだよ、と伝えています。
受け取る側は、相手が現実世界の人であろうと、ネット世界の人であろうと、同じように傷つくからです。
自分と違う考え方は「こういう見方があるんだ」と学び、「わたしも同じ!」のときはイイネする、がツイッターの楽しみ方の基本かな、と思います。
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