東大合否発表から一週間が経過しました。
東大合否発表後の我が家の様子
東大合格発表からまだ一週間?
ここ数か月であまりにもいろいろなことがありすぎて、時間がとても長く感じます。
共通テストを受けたのは一年くらい前のことような気がしますし、東大二次試験は現実ではなく夢だったのか、という気すらしています。
ここ一週間は早稲田の入学手続き、住居の決定、給付型奨学金の申請も一応してみたり、学生協の手続きをしたり、各種買い物を済ませたりと、とにかくいろいろなことを決めて前に進んでいます。
ただ、この慌ただしい中でも受験前よりは家族でゆったり過ごす時間は多くとれています。
合格発表後の息子は、極端に落ち込んだり、涙を見せたりということはありませんでした。
内心はめちゃめちゃ悔しかったと思います。
息子が落ち着いたそぶりをみせているのに、親がボロボロ泣いたりしても失礼な気がして、わたしも絶対に泣かないぞ、と心に決めました。
本当は死ぬほど悔しかったのですが。
息子が学校や塾に挨拶に行った際、先生方から「君は受かると思ってたんだけどなぁ・・」と、ものすごく残念がってもらえたのがせめてもの救いです。
東大再受験の可能性
合否発表から一週間経った今のところは、息子の東大再受験の可能性は「ゼロ」です。
もともと「浪人はしない」、と言っていた息子ですが、発表を受けて気が変わることもあるだろうな、と思っていました。
また、受験前の息子は「もしダメなら仮面浪人しようかな」、と言っていました。
しかし、発表を受けたその晩、夕食の時間に、家族3人ともの口から「これはきっとめぐり合わせだね、早稲田に縁があったんだね」という言葉が自然に出ました。
早稲田進学は成り行きですが、必然でもあるような気がします。
そう思えるのには理由がいろいろあります。
そもそも東大を目指さなければ、早稲田受験はなかったと思います。
また、最後に安全を期して他の国立大に第一志望を変えることもできましたが、行きたいと思えるところがなかったので変えませんでした。
東大以外の国立理系学部だと、公立高校の理数科の延長になりそうな気がしたので。高校はとても楽しかったのですが、今までとはまた違う世界を見てみたいな、と。
その点早稲田は内部進学・推薦入学者が多く多様性がありそうです。とはいえ、息子のように難関国立大落ち、という同じ属性の方も多数いそうな点は安心感があります。
だから、後期国立は結局受験しませんでした。
早稲田で仮面浪人の線も今のところはないかな・・。
準備期間が足りなかったのならともかく、息子は3年間めいっぱい使って東大を目指したので、冷静に考えて、伸びしろはあまりないと思います。
それに今年の受験は幸い共通テスト、二次試験共に、アクシデントもなく体調・メンタルバッチリで、実力が全部出し切れましたが、本番に照準を合わせるのがいかに大変か知ったので、来年の本番に同じ状態で臨める保障がないのもわかっています。
そして、何より同じことをまた一年続けるより、次の新しい勉強に進みたい、というのが息子の希望です。
3年間の東大受験生活振り返り
大学受験は長く辛く苦しい、と評されることがよくありますが、息子の場合は結構楽しかったんじゃないかな?
高校入学直後に東大を目指すことになったときに、自分の勉強のことだけ考えて過ごせるのは高校時代が最後だから3年間全力でやってみたら?という話をして、実際にその通りになりました。
勉強はやればやるほど実力がつきますし、日本最高峰の大学を目指している、という高揚感が常にありました。
こういう大きな挑戦をさえてもらえた環境に感謝です。
わたし自身も、息子と一緒に濃い時間が過ごせて楽しかったですね。
「テンション低め安定&実はすごく負けず嫌い」の息子と、「戦略立てるの大好き&どこまでも楽観的」なわたしの組み合わせもよかったのかも。
というわけで、3年間の受験生活を一言で表すと、やはり
「楽しかった!」
これに尽きます。
今後のこと
ここ一週間で早稲田のカリキュラムなどをちょっとだけ調べてみましたら、かなり充実していそうな感じですね。(忙しそうだけど息子のやりたかった分野がしっかり学べそう)
これまでの勉強は、よい成績をとることや試験にパスするためのものでしたが、今後は社会に出て息子の目指す「ものづくり」に携わるために理解しておかなければいけないことを吸収していく期間です。
早稲田では1年生のうちから実践的なグループワークもかなり経験させてもらえるみたいですね。
英語なんかもTOEICやIELTSで点をとるために勉強するのではなく、実際に英語で人とコミュニケーションがとれるよう努力すれば、4技能は自然とついてきます。
大学では他人と競うのではなく、自分の興味あることに没頭して、本当の意味での勉強ができるといいですね。
さて、現在引っ越しのための荷づくりを粛々とすすめている息子の旅立ちまで、あと一週間ちょっととなりました。
この18年間、息子のおかげでわたしは本当に幸せだったんだなぁ、としみじみと感じています。
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