高3、バリバリ受験生の息子ですが、今のところ落ち着いて生活しています。息子の精神構造はどうなっているのか探ってみました。
受験生の息子が落ち着いている理由
息子が高3のこの時期は、受験を間近にひかえて、家庭内の雰囲気はさぞかしピリピリしたり、誰かがイライラしたりしているんじゃないか、と想像していたのですが、我が家は今のところそうでもありません。
その理由について考えてみると、息子のほうは
①やりたいことをやっている
②塾がある程度受験勉強の道筋を立ててくれている
③天性の性格的な理由
の3つが挙げられると思います。
①については、先日、息子に「大学受験が終わったら何がやりたい?」と聞いてみたら、「うーん、べつに何もないよ」とのこと・・。
高校3年間でいちばんやりたいことが受験勉強で、何かを我慢したり犠牲にしたりして、勉強しているわけではないので、ストレスがないらしい。
それに、本屋に行ったりYoutubeをみたりとか、息抜き的なことは今でも十分できているそうです。
そういう意味では、やりたいことを思い切りできた高校3年間だった、といえるでしょう。
②については、高1秋に塾を変えたのが功を奏しました。
高校入学後から東大を志望するようになったのですが、同級生の東大受験者は片手におさまってしまう地方公立高校在籍、という環境ではやはり情報が少なすぎます。
いわゆる普通の大学受験と、超難関校を目指す受験生では、スケジュールが全然違うのですが、ネットで調べてもさまざまな情報が飛び交っていて、何が本当かイマイチわからない・・・。
でも、東大特進の情報があると、3年間のそれぞれの時期にどこまで学習が進んでいればよいのか、定期的に行われる模試毎に、どのくらいの得点を目指せばよいのか、今何をすればよいのか、などがはっきりしているため、自分の学習計画や勉強方法に対して漠然とした不安がなく、目の前のことに集中すればよい、というのはとても助かりました。
(ただ、東進衛星予備校に入った時点では東大特進の存在は知らなかったのですが・・)
③については、遊び半分で性格診断的なものをやってみたら、ああ、そうだったのね、とちょっと納得しました。
人間は9タイプ判定アプリ
ビリギャル坪田先生の判定アプリをネットでみつけて、面白そうだったので、まずはわたしがトライしてみました。
90問版でやってみたところ、わたしのタイプは・・
「達成者」タイプだそうで、最後に書いてある「うわべだけ取り繕って見栄っ張りになる」なんてところは、耳が痛くなります。
いちばん高得点になったのがこの「達成者」で、以下は
②楽天家
③統率者
でした(汗)。
これと併せて詳しく解説してある本を図書館で借りてきて読んでみたら、わたしに関してはかなり当たってる部分が多いと感じました。
あまりよいことが書かれていないので、一瞬反省しましたが、このタイプである以上、その特性を生かしてこういうタイプの人にしかできないことをやっていけばよいかな、と。
そのあたりが楽天家なんですね。
そして、息子にも同じテストをやらせてみると・・。
やっぱりね、という感じの結果だったのですが、特筆すべきは点数分布で、わたしが全体的にすべての項目でプラスに偏っている(堅実家の項目だけは0でしたが・・)のに対して、息子の結果は全体的に点数低めで、マイナスの項目もちらほら・・。(特に献身家とか芸術家とか・・)
え、マイナスになることもあるんだ!?と驚きでした。
ちなみに②以下は、
②・③が同率で調停者・達成者タイプ ④が楽天家タイプ
この4つのタイプを掛け合わせたのが息子です。
この中で気になったのが「調停者」的性格についてなのですが、
周りとの軋轢を好まず、とりあえず波風を立てないように他人の意見には基本的に同意したり、反対意見をもっていても、強く否定はせず、やんわりと関わりを回避するという性質をもっているそう。
そういえば息子はいつもわたしの意見に「そうだねー」と必ず同意してくれます。
わたしはてっきり息子とはとても気が合うんだ、と思っていましたが、実は息子がわたしに合わせてくれていたことに子育て18年目にしてやっと気づいた、というわけです。
息子にそれを聞いてみたら、苦笑いしてました。(否定はしなかった)
ちなみに、本の解説によると、達成者タイプの親と研究者タイプの子供は相性はよいそうですので、その点はホッとしましたけど・・。
というわけで、この性格診断が当たっているとすると、息子は、全体的にみると情緒が低め安定型で、周りと対立せずとも流されるわけでもなく、自分のペースで目標に向かって淡々とこなし、うまくいかないことは都度計画変更しつつ自分で自分の機嫌をとれるタイプのようです。
そういえば、前の塾も円満に辞めてきたし、模試で思うような点がとれなくて、一瞬怒ったり落ち込んだりしても、次の日には切り替えて前に進んでいるなぁ、と。
・・なんて書くと、完全無欠の人間のように聞こえますが、受験生生活にはわりと適正があるとしても、マイナスの項目もあり、もちろん欠点も持ち合わせているわけで、この先の大学生活、社会生活、結婚生活などにおいて、この性格がどう反映していくのか、見るのが楽しみですね。
わたしの場合は、自分のこの性格では、自分のことはままならなかったけど、子育てでは良いほうにはたらいたのかな、と思うことができました。
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