うちの子はなぜ反抗期がないのか

子育て・勉強法・お金教育

現在高1の我が息子は反抗期がありません(中学生のときもなかった)。というか、こちらが反抗する理由を作らないようにしているから、反抗してこないのです。

時々「反抗期は成長過程で自立を助けるために必要だ」という意見も聞きますが、わたしはこの考え方には真っ向から反対したいデス。

自分が中高生だった頃のこと思い出してみましょう。

わたしはバリバリ反抗期がありました。

では、その頃のわたしは何故親に反抗したのか・・・。理由はおそらく他の子たちとだいたい同じだったと思います。

原因は親の態度。

・機嫌によって言うことや態度がコロコロ変わる

・頭ごなしに決めつける

・人には「〇〇しろ」と言うくせに、自分は全然できていない

・わかりきったことをうるさく言われる

あるあるですね?

今にして思えば、これら全部がただの「未熟な人」の言動だということがよくわかるのです。

対我が子ではなくとも、後輩や部下に対してこういう態度をとる大人って周りに結構たくさんいる。

相手が先輩や上司だと反抗できないけど、肉親にこんなことされたら、当然反抗するでしょう。逆に、目上の人みんなが自分に対してこんな酷い態度をとるか、というとそんなことはないはずです。尊敬に値する「ちゃんとした大人」だっているのです。

だからわたしは家庭内でも息子に対して「ちゃんとした大人」な態度をとるようにしています。

・仕事や勉強している姿を見せる

・基本的にはいつも上機嫌で過ごす

・相手の考えを尊重し対等な立場で接する

・自分が間違っていたときは謝る

・わかりきったことは言わない

中でも最後の「わかりきったことは言わない」は特に気を付けているつもり。

「テスト勉強しなきゃいけないのに、ついつい長時間ゲームをしてしまった・・。」

これは子供が自分でも「わかってるけどできなかった」こと。こういうことは大人でもよくありますよね?

それをいちいち、

「ゲームのやりすぎだ」とか「そんなんじゃテストでいい点とれない」とかガミガミ言うと、

「わかってるよ うるせえなぁババァ」となって当然なのです・・・。

相手が本当に知らないことや気づいていないことを教えてあげるのは親切と言えるでしょう。

でも、本人もわかっていてできていないことは、本人自身がそれに気づいて改めるしかありません。

親としてそれに気づいてほしければ直接的に注意するのではなく、自分の生活態度で示す、モチベーションの上がりそうな映画を一緒に観る(かなり遠回りですが)など、方法は他にいくらでもあります。

「いい加減に〇〇しなさい!何回言ったらわかるの!?」「うっせぇなぁ」

こんな言葉が飛び交う家庭は果たして楽しいだろうか?

わたしは「家庭=楽しいところ」にしたいので、うちでは反抗期が起こらないようにしています。

最後にもうひとつ言いたいのは、

「子供の反抗=自立」ではない、ということ。

中高生や若者は何かと正論を言いたがります。

「最近クラスの雰囲気がだらけていてよくないから、みんなもっとメリハリをつけて生活したほうがいいと思う」みたいに。

周りの状況に疑問をもつのはよいことだけど、このまま大きくなると、学校が悪い、社会が悪い、政治が悪い、と何でも人のせいにする大人になってしまいそう。

だからうちの子には「最近クラスが〇〇な雰囲気だ。だから自分は〇〇する」というところまで考えさせます。

もし人を批判したくなったら、その前にその状況で自分に何ができるかをまず考える。つまり自分が主体となってアクションを起こせる代替え案を用意するということ。逆に、代替え案もないくせに一方的に反対だけするならクレーマーと同じです。

たとえば「原発反対!」と言いたいなら、「だからうちはソーラーパネルをつけて自宅の電気はほとんど自給しています」というところまでやる。

これなら「反抗」ではありません。自分の考えをもち、それを実行にうつすこと。それが「自立する」ってことだと思うけど、いかがでしょう?

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