【高校受験】内申点を36から44に上げた息子がやった5つのこと

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高校受験には内申点がある程度必要です。学力はあるのに内申点が足りずに志望校の受験をさせてもらえない、なんてことにならないように、内申点を上げる方法を知っておきましょう。

なぜ内申点を上げる必要があるのか

理由は以下の2つです。

・受験校の足切りを防ぐため

・中学の先生に志望校をすんなり認めてもらうため

多くの高校の受験には内申点のボーダーラインがあります。地域によって制度が異なるかと思いますが、息子の受験した公立高校は、第一段階で高校が定めたボーダーを下回る受験生はいったん切られて、ボーダーをクリアした受験生の中から入試の点数順に定員の75%の合格がまず決まると言われていました。残りの25%のうち20%はボーダーを下回った受験生の中からまた入試の点数順に合格が決まります。最後の5%は裁量枠(部活などの推薦枠)です。

このボーダーは高校から事前に発表があるわけではありません。合否が出た後に中学校や塾が受験結果の統計をとり、今年は内申〇点以上の生徒が合格したというデータを残し、翌年の参考にしているようです。(私立高校は受験資格に内申〇点以上と定めていることもあります)

そして、中3の1学期末時点の成績が志望校のボーダーを下回っていると、中学の先生はワンランク下の高校をすすめてきます。中学の先生はなるべく全員を合格させたいという思いがあるのと、おそらく高校との間で受験生の人数調整もしているのだろうと思います。

なので、よっぽど学力に自信があって、担任や進路指導の先生を熱く説得しつづけることができるなら、内申を無視することもできます。しかし、そんな無駄なことに労力を使うより、内申点は誰でも簡単に上げることができますので、そちらに注力したほうが賢明です。

内申点はいつまでに上げればよいのか

これも都道府県によって異なります。うちの地域では中3の2学期の内申点を高校へ提出するようになっていました。2学期の内申点といっても、実際は3年の1学期と2学期の成績をあわせて考慮した点数が2学期の成績として提出されます。というわけで、3年の1学期末の成績である程度志望校が決まり、2学期終了時点で最終決定する、という仕組みになっています。

しかし、地域によっては中1の成績から考慮するところもあるようです。お住まいの地域の内申点の仕組みを調べて、早めに準備するほうがよさそうです。

内申点を36から44に爆上げした息子の例

息子の2年生の1学期の内申点は45点満点中36点でした。

内訳は 数・理・英が5 国・社が4 その他技能教科はオール3

志望校のボーダーは普通科が内申38 息子が志望する理数科は42と言われていました。

これでは理数科どころか普通科の受験も難しそうです。

実は、うちの息子は小学校のときからずっとテストの点のわりには成績が低く不思議に思っていました。毎年のように夏休みの保護者面談で担任の先生に「うちの子はなぜこんなに成績が悪いのですか?」(こんな単刀直入な言い方ではありませんが)という質問をしていたのですが、いつも曖昧な答えしかもらえず解決できないまま中学生になってしまいました。

中2の2学期になり、さすがにこのままではまずいと思い、当時の担任の先生に相談してみました。そこで初めて具体的に何をすればよいか教えていただきました。そこからすぐに内申アップ作戦に取り組み、徐々に点数を上げていき、もっとも大事な3年の2学期には44をとることができた、というわけです。

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内申点を上げるための具体的な5つの方法

息子が実行したのは以下の5つです。

  • 授業中に積極的に発表する
  • 宿題や提出物をきっちり出す
  • 授業の感想やまとめなどはなるべく長くしっかり書く
  • 技能教科のペーパーテストも点をとる
  • 授業中は先生と目を合わせ、話に相槌を打つ

これを地道にやった結果、ペーパーテストや発表のない美術のみ4でしたが、他は全部5をつけてもらえました。こんなことに何の意味があるのかと疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、成績は先生方の主観によって決まります。素直に頑張っている子に対してはよい点をつけてくれるのですから、あまり深く考えずに志望校に少しでも受かりやすくなるためにできることはやっておいたほうが身のためです。

部活や委員会の実績は合否に直結するのか?

中学校から高校へ提出する調査書には部活や委員会の実績も記載されます。しかし、部活は推薦枠に入るほどの好成績を大会などで残せるならべつですが、部長や副部長をやっていたくらいでは合否にはあまり関係ないようです。委員会についても然りです。ただ、部活や委員の仕事を一生懸命やっていると中学の先生方の印象はよくなるので、内申点を上げるのには有効かもしれませんね。

まとめ

内申点を上げるために努力することは一見無駄のようですが、自分が生きていく社会のルールを知り、順応するという作業はこの先ずっと必要になります。また、どんなことをすれば相手が喜ぶのかを考え、行動することは対人関係を円滑にするための基本です。中学生のうちにこういうことを身につけておくと後々役立ちますので、これも大事な社会勉強と思って、お子さんとも内申点についてはぜひ一度話し合ってみてください。

最後に・・・、内申点は授業態度や提出物だけではなく定期テストの点数も当然大いに関係ありますので、テスト勉強も頑張りましょう。

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