「一流の育て方」

子育て・勉強法・お金教育

わたしの子育ては主に本からの情報を参考にしました。いろいろな本を読んだ中で、「一流の育て方」という本にはかなり影響を受け、本の内容を実践したので、今回はこの本についてご紹介したいと思います。

子育てを本の情報に頼る理由

今はネットや本に子育ての情報が溢れています。いろいろなものの中から自分に合うものを探すことができるので、子育てには非常に恵まれた環境だと思います。

昔は自分の親や義父母のやり方がすべてだったため、自分が育てられたように自分の子も育てるしかなかったように思います。しかし、義父母が近くにいるならまだしも、高度成長期の核家族化で、新米お母さんが右も左もわからない状態から2人も3人も完全ワンオペで子育てするという非常に危険な状態が続きました。だから家庭内・校内暴力が社会問題になる時期があったのですね。

本来人類とは群れで生活するものです。子育ても一人でするものではなく、地域みんなで関わるものだと思います。その地域のつながりが希薄になったぶん、現在はSNSなどのコミュニティが開かれ、人と人とがつながっています。お母さんたちが気軽に相談し合えることができる場があるのは、とてもよいことだと思います。しかし、わたしが子供を産んだのは16年前。その頃はまだ今のようなSNSはありませんでした。そのかわり子育て雑誌や育児本がたくさんあったので、それを参考にしたというわけです。

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「一流の育て方」はどんな本?

この本は、東大・京大・早慶を中心とした学生の中でも、学生時代に突出したリーダーシップを発揮してさまざまなグローバル企業に進んだ学生にとったアンケートを基に構成されています。

アンケートの質問は

両親の家庭教育を振り返って感謝している点、直してほしかった点

この2点について学生さんたちに自由に記述してもらったそうです。

このアンケート結果から、幼少期のどのような家庭教育が、成人してからのリーダーシップを育むかを読み解いてあります。

「一流の育て方」に書いてあること

本の内容から一部抜粋すると、早稲田大学政経学部Kさんは、両親の家庭教育を振り返り、よかった点として、こう回答されています。

>小学校低学年まではピアノ、書道、英語など、両親の勧めで習いました。高学年になると私が好きになれないものには、やめる自由が許されました。
 中学生になってからは、塾や高校の選択権も私にあり、両親はお金を出すだけでした。高校生になてからは授業料や生活費を渡され、おカネの管理も自分でするようになりました。
 それで親が自分に対し、どれだけ投資してくれているかを強く感じました。両親は私を「常に自分自身で決断できる人間」に育てたかったのだと思います。

なかなか強烈な子育て方法ですね?子供をよっぽど信頼していないと、できることではありません。

これは第一章の

「自由を与え、自分を探させる」ー自分で決断させて、自己認識を深める

の中で紹介されているアンケートです。

こういったいくつかのアンケート結果から、主体性のある子供はどうやって育てるか、について考察が展開されています。

各章の項目だけ紹介すると、

第一章 「主体性」を最大限に伸ばす
第二章 「視野」を広げ、天職に導く
第三章 やり抜く力「グリット」を育む
第四章 一流の「コミュニケーション能力」を磨く
第五章 これで自分から「勉強」するようになる
第六章 「勉強以外の勉強」をさせる
第七章 「無償の愛情」を感じさせる

どの章も非常に興味深いですね!?

我が家で一流の子育てを実践した結果

この本を参考に、我が家でも子供の成長に役立ちそうなことは真似してきました。たとえば、第四章の「コミュニケーションを磨く」ところでは、コミュニケーションに慣れさせるために子供を「社交の場」に参加させる、という具体的な方法が紹介されています。「場慣れ」が子供を社交上手にさせる、というわけなんですね。

なので、うちでは毎年夏休みには、子供を「面白い大人」に会わせるようにしていました。わたしたち夫婦の知人で面白いことをやっている大人を帰省先や旅先で訪ねます。子供が空母や潜水艦に興味をもっっている時期は、潜水艦の設計に携わっている人に会わせたり、マグロ魚船に乗っていた親戚に会わせたり、脱サラして起業したり、北海道で民宿を開いたりしている古い知り合いにも会いにいきました。その会食のときは、子供は子供同士で遊びなさい、とはせずに大人たちの話に同席させます。食事中にスマホを触るなんてもってのほかです。

わたしたち大人は、「大人になるとこんなに自由に自分の好きなことができるんだよ」ということを子供に教える義務があると思います。だから好きなことで人生を謳歌している人の姿を積極的に見せるのは、子供の将来にとって何かのヒントになるような気がします。

その外にも本を参考にしながら、いろいろ試行錯誤していった結果、息子は勉強に打ち込み、高1の現在は東大を目指しています。しかし、なにも一流大学や企業に勤めることだけが成功ではなく、親子共に互いを尊重し合い、この先も良好な親子関係が保てればよいと思っています。

何よりも今は息子に反抗期がないので、今のところ子育てがうまくいっているんじゃないかな、と自己満足しています。

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