息子の進路がついに決まりそう!?

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目下、大学受験の準備が忙しい高1息子ですが、その先の進路がぼんやりとですが、見えてきました。

本当に工学部受験でよいのか?

本来なら、将来こんな仕事に就くために、または自分の興味関心があることへの研究を深めたい、という目的があって、大学や学部を決めたいところですが、高校生のうちからなかなかそこまで具体的な夢や目標がみえていない、というケースはよくあるのではないでしょうか。

わが息子もそんな感じで、当面の目標は国公立大進学、ということだけでした。

しかも高校に入学してからは、東大受験の可能性も見えてきたので、目の前の勉強に手いっぱいです。

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ごく普通の我が子が東大受験を決めた理由

でも、ずっと将来自分は何がしたいのか、どんな職業についたらよいのか、本当にやりたいことを見つけられるのか、という漠然とした悩みはずっと抱えていました。

大学は工学部を受ける予定でいますが、それも何となく、文系よりは理系のほうが得意で、身内に工学部出身者が多いから、という理由でした。

しかし、本人は、コツコツやる研究や、ものづくりはさほど好きではなさそう。

なので、そういう人が工学部に行っても、合わないのでは?という気もしていました。

でも、つい最近新しい概念に出会って、やはり工学部を目指してよかったんだ!と思うことができました。

経営工学との出会い

「出会い」というと大げさですが・・。

経営工学という学問があることを、われわれ親子は先日初めて知り、「これだ!」と思いました。

経営工学とは・・

経営に関する問題を工学的なアプローチによって解決し、効率的且つ合理的な経営システムを構築することを目指す学問

だそうです。

なぜこの学部について知り得たのかというと、先日わたしが、何気なく、

「共通テスト利用でき、個別二次試験のない私立大学の工学部ってどんなところがあるのかな」

と、調べていたところ、青学がヒットし、工学部の中に「経営工学」という学科があったので、これなにかな?とググッてみたのがきっかけです。

おお、これぞまさに息子に向いているヤツじゃないの?と、さっそく息子に見せてみると、本人も「面白そう!!」と、結構乗り気になってくれたのでした。

息子が経営工学に向いている理由

息子は小学生の頃からなぜか「艦隊」に興味があり、特に第二次世界大戦の日本海軍の空母や潜水艦が好きで、ウォーターラインシリーズのプラモデルを小学校中学年〜中学の間に100隻以上作ったほどはまっていました。

プラモデルだけではなく、関連映画や本なども見たり読んだりしまくっていました。

何がそんなに好きなのか、まわりも本人も長らく理由がわからなかったのですが、どうも「参謀」の役割に興味があるのでは、とだんだん思うようになりました。

戦略を考え、人員配置し、任務を遂行する。

確かに面白そうですが、まさか今後、息子が戦闘にかかわるなんてあり得ませんし、武器や空母を作るのも違うな、と。

でも、この経営工学では、もともとは大戦中に工学的手法を用いて研究されていた軍事戦略を、戦後のビジネス戦略に応用したものが学べるようなのです。

分野は幅広く、企業の戦略そのものだったり、もっと具体的には生産管理や人的資源管理、財務管理なども含まれます。

息子はひとつのことを深堀りする職人のようなタイプではなく、マクロの視点で全体を最適化するのが得意なので、まさにぴったりな学問がみつかった、というわけです。

経営工学が学べる大学

ずばり経営工学そのものを学べる大学は少ないようです。ただ、それに近いことをやる学科だったり、大学院なら学べるよ、という大学もあるみたいです。

幸い東京大学には、工学部の中の「システム創成学科」が、経営工学に相当するらしいので、東大を目指す本当の意義もみつけられました。

というわけで、今後は受験に向けてより一層勉強に身が入る、というものです。

経営工学を学んだ人の就職先

経営工学は学ぶ内容が幅広いので、就職先も多岐にわたっており、メーカーはもちろん、商社やコンサルなど、さまざまな業種に行ける可能性がありそうです。

職種も生産プラントを構築したり、会計、人事、マーケティング、システムエンジニア等々、選択肢が多いので、自分にあったものを探しやすそうです。

子供の将来のために親ができること

子供が将来何になりたいのかがなかなか見えてこなくて、不安な親御さんも多いと思います。

わたしもその一人で、最近もわりとこの点で悩んでいました。

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親ができそうなことは、なるべくやってきたつもりです。

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子供が将来なりたいものがまだわからなくって・・・、と周りに相談すると、「親があれこれ言わないで放っておくのがいい」という意見をいただくこともありますが、わたしはそうは思いません。

もちろん子供の気持ちを決めつけたり、無理に親の思うほうへ誘導するのはNGです。

しかし、子供をよく観察し、興味がありそうなことには、子供がそれに打ち込める環境を整えたり、子供が自力ではなかなか知り得ない世界の選択肢を示すのも、親の大事な役割だと思います。

今後、息子が本当に経営工学の道へ進むかはわかりませんが、今回は初めて「これだ!」と思えるものをひとつ見つけられたので、将来へ向けてまた一歩前進できたのでは、と思います。

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