「観る将」の楽しみ

趣味

昨年あたりから、今流行りの「観る将」です。にわかファンですね。「観る将」とは、自分では将棋をささないけど、対局を観たり、棋士にまつわるさまざまなことをミーハーに楽しむ人のことです。自分では野球はしないけど、プロ野球の球団や選手のファンだったりするのと同じ感覚です。

「観る将」にはまったきっかけ

最初のきっかけは、うちの息子の風貌が中学生のときの藤井総太さんによく似ていると、親戚から言われて・・。藤井さんのことはもちろんテレビのニュースで知っていました。中学生でプロ棋士になり、デビュー直後から怒涛の29連勝を成し遂げたことは、将棋ファンでなくとも何となく知っていますよね?そして、昨年はタイトル初挑戦ということで、またテレビの露出機会が増えたので、なんとなく注目して見ていたら、なんと現役最強と言われている渡辺明棋聖(当時)をくだして、史上最年少でタイトルを奪取してしまいました。強い人が目の前に立ちはだかる強敵をガンガンなぎ倒していくのって、観ていて興奮しますよね?

わたしはもともと努力型の天才が大好きです。イチローやピアニストの辻井伸行さんのファンでもあります。天才と呼ばれる人たちはみんな自分にはまったくない素養を持っているので、強い憧れがあります。また、そういう天才たちの生い立ちや行動からは学ぶべき点が多く、あわよくば子育てや日々の生活に取り入れようとしています。こういう天才たちと同時代に生きて、その活躍を見届けたり、思考に触れたりできるのは非常にラッキー。しかも、将棋界というわたしとは今までまったく縁のなかった未知の世界をのぞき見できるなんて、ワクワクせずにはいられません。いいもの見つけた!という感じです。

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「観る将」の楽しみ方

自分では将棋をささない人がどうやって将棋を楽しむのか?と思われるかもしれませんが、意外といろいろな楽しみ方があります。

ネット中継で対局観戦

インターネットテレビ局の「ABEMAテレビ」には将棋専用チャンネルがあり、生中継の対局は無料で視聴できます(過去の番組や特別なプログラムは有料)。藤井総太さんの公式戦は、毎回ここでほぼ生中継されます。完全生中継なので、棋士が対局室に入室してくるところから、先手後手番を決める振り駒の様子、対局後のインタビューや感想戦など、すべてが放映されます。対局中は画面上にAIの評価値や次の候補手などが常に表示されているので、将棋があまりわからなくてもどちらが優勢なのか、どういう差し手がよいのかなどがわかります。そして、同時進行でプロ棋士が大盤でわかりやすく解説してくれ、手がなかなかすすまないときも将棋界や棋士にまつわる裏話などを面白おかしく聞かせてくれるので退屈しません。「将棋めし」と呼ばれる棋士が注文した食事のメニューも写真付きで紹介してくれます。

ABEMA将棋チャンネル

Youtube

将棋関連のyoutubeチャンネルもたくさん開設されています。アマチュアの方から将棋ファンの芸能人、プロ棋士のチャンネルなど、内容はちゃんとした将棋の開設から、観る将向けのミーハーなものまでさまざまです。

わたしがよく見ている番組を一部ご紹介します。

・「将棋barチャンネル」

将棋の対局時間は1日〜2日と非常に長く、ずっとついて見ているわけにはいかないので、初手から終局までの棋譜がまとめられている将棋解説チャンネルがたくさんあります。これはおそらくアマチュアの有段者の方(?)が運営されているのだと思いますが、数ある将棋解説チャンネルの中でも、テンポがよくわかりやすいので、一番よく見ています。素人がただ棋譜を見てもよくわからないその日の対局のポイント(どんな局面や手がすごかったのか)が、解説してもらうとよくわかります。

・「女流棋士・香川愛生チャンネル

プロの女流棋士の方のチャンネル。時々大物ゲストが登場します。

「サバンナ高橋/しげおチャンネル」

将棋好きな芸能人の方もたくさんいらっしゃるようですね。サバンナ高橋さんは最近将棋イベントなどにお仕事で参加されていて、将棋ファンを代表して棋士の方にいろいろな質問をしてくださったり、撮影現場の舞台裏を紹介されていて、観る将にはうれしい内容の番組が多いです。

・「棋士中村太一将棋はじめch」

プロ棋士の中村太一七段のチャンネル。太一先生はシュッとして男前、物腰もやわらかく、お話も上手なので、女性ファンも非常に多いと思われます。

対局観戦や聖地巡礼

将棋ファンになってからずっとコロナ禍なので、わたしはまだどこにも行けていませんが・・・。将棋のタイトル戦や大会は地方で行われることも多く、前夜祭や大盤解説会などのイベントが催されているので参加してみたいですね。また、東京・大阪にはそれぞれ将棋会館があり、初心者向けの将棋道場が開催されいたり、グッズを購入できる売店があったりします。プロの全棋士が関東か関西のどちらかの将棋連盟に所属しており、常に対局が行われている場所なので、もしかしたら棋士の先生を見かけることもあるかもしれません。会館の周辺には棋士が対局中に出前をとる将棋めしを提供している食堂が点在するので、棋士と同じメニューを食べてみることもできます。将棋会館はぜひ行ってみたい場所ですね。

「観る将」になるならまずはここをチェック

「観る将」の楽しさが少しでも伝わったでしょうか?

実は、プロ棋士になれるのは年間たった4名だけ。将棋界に入るのは、他のプロスポーツなどに比べても、とてつもなく狭き門なのです。その厳しい登竜門をくぐりぬけた個性あふれる棋士の先生方の人となりを眺めているだけでも、かなり楽しめます。

少しでもプロ棋士の世界に興味がわいた方は、まずは日本将棋連盟のサイトを覗いてみください!全棋士のプロフィールや直近の対局予定や結果、どんなタイトル戦があるのかなどがチェックできますよ。

日本将棋連盟公式HP

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