大人の勉強 学ぶ楽しみを知る

趣味

アラフィフとなり、すっかり大人になった今になって学ぶ意欲が芽生えてきました。今回は大人になってから学ぶことの楽しさや、わたしがどんなことをどんなふうに勉強しているか、などについてシェアしたいと思います。

大人が何のために学ぶのか?

そもそも、この年になっていったい何のために勉強をするのか、というと・・・

わたしの場合は、「人生を楽しむため」です。

教養=人類の共通言語なので、多方面の知識があるほど、アクティブになれて人との出会いも多くなります。

よく雑談のできない大人に遭遇することがあります。ママ友など自分のグループの人たちとしか話ができず、そこに1人知らない人が入ると、とたんに話すことがなくなり、気まずくなるパターンです。

こうなってしまうのは、そのグループ内でいつも話している内容が、自分の子供や身内、共通の知り合いのことばかりだからです。いわゆる「マイルドヤンキー(半径5km以内で生活が完結すると言われている)」がそのまま年をとると、こうなります。これでは一生同じような人間関係の中で、いつも愚痴を言い合う無駄な時間を永遠に過ごすことになりかねません。

しかし、いろいろなことに興味関心がある人同士なら、初対面でも共通の話題が豊富にあり、会話を楽しめるものです。だから、雑談の得意な人=教養のある人ともいえます。

また、旅行などに出かけても、歴史や文化、芸術、地理などの知識があると、ただグルメや有名観光地をまわるだけでなく、さまざまな楽しみ方ができるようになります。

まだまだ人生折り返し地点ですから、残りの人生をより豊かにするためにも、学びは大きなポイントになってくると思います。

大人になってから何を学ぶのか?

「学ぶ」といっても、なにも資格試験を受けるとか、習い事を始めるとか、そこまで構えなくても大丈夫です。(もちろん資格や習い事に挑戦しても楽しいと思いますが)

人間にはもともと知識欲がそなわっており、自分の興味をもったものを、まずは調べることから始めると、そこからいもづる式に知りたいことがどんどん増えてくるのです。

興味のきっかけは、好きなアイドルやスポーツ選手であってもかまいません。

わたしはもともと旅行やスポーツ観戦、食べ歩きなどが好きでしたが、近年興味をもって、わりと詳しくなったのは、英語、世界史、宗教、哲学、将棋、落語、クラシック音楽、日本百名城、地層、世界遺産などなど。

だから、たとえば大阪に遊びに行こうと思ったら、大阪城で戦国〜江戸時代の武将に思いをはせ、百名城スタンプを押し、関西将棋会館でお土産を買って、将棋会館近くの食堂で将棋めし(棋士が対局の日に食べるランチ)を食べ、午後は通天閣の近くで落語の寄席を聞き、串カツで一杯、そして大阪ドームで野球観戦をする、という忙しい一日になります。

このように、興味があることをちょっと深堀りすれば、行きたいところもたくさん出てきます。

どんなふうに学ぶのか?

現代社会は情報で溢れていますので、よほどニッチなこと以外はたいがいどんな情報でもたやすく入手できます。

わたしは、書籍はもちろん、ネット、テレビ、ポッドキャストなどで知識欲を満たしているため、ほぼお金もかかっていません。

たとえば世界史に興味をもったのは、中田敦彦さんのYoutube大学からです。

面白いな、と思ったら、まずは世界史の大枠をざっと知りたくなったので、中田さんが紹介されている世界史の本を購入して読みました。

そこからもうちょっと詳しく知りたくなって、「コテンラジオ」さんのポッドキャストを聞くと、さらに歴史の面白さにはまってしまい・・・

さらに「行け!世界遺産と雑学の旅★」というポッドキャストで、今度はエジプトにはまり、番組中で紹介されていた「太陽の王ラムセス」を読了。さらに、他の世界遺産にもはまり、今は世界遺産検定でも受けてみようかと、勉強中です。

それと同時進行で、「ブラタモリ」で地学に興味をもち(気候や地層は歴史とおおいに関係あり)、息子の地学の教科書を借りて読みました。

歴史×地学×旅行はとても相性がよいカテゴリーなんです。

年明けまでは仕事が忙しいので、来年はどこへ行こうかとあれこれ空想し、計画を立てるのが今の最大の楽しみです。

実用的なことが学びたい場合は?

ここまでは、わたしの完全な趣味のための学びについての話でしたが、何か新しく学んだことを仕事につなげたい、というのも素晴らしいと思います。

しかし、本気で何かを学ぼうと思ったら、わたしのようにあれこれ目移りするのではなく、一時的にでもひとつのことに集中するべきです。

俳優の武井壮さんが、これまたyoutubeでおっしゃっていたことですが、たとえば何かひとつのことに詳しくなりたければ、1か月ずっとそのことについて調べたり勉強するとよいそうです。

1か月もやれば、たいがいそのことについては周りの人よりかなり詳しくなり、ウンチクも語れるようになるもの。

わたしはこの方法でクラシック音楽についてなどはひととおり調べました。きっかけは、辻井伸行さんのピアノのファンになったことでしたが、クラシック世界全体のことを体系的に学べば、単発で気に入った曲や、作曲家・演奏家だけについて知っているより、より演奏が楽しめるからです。

バッハ → モーツァルト → ベートーヴェンの流れがわかれば、バロック音楽(教会音楽)→ 古典派 → ロマン派とうつりかわる音楽史がわかります。そして、音楽をとりまく環境には、もちろんフランス革命や、ナポレオンの皇帝即位などの世界史の要素が大いに関係してくるので、ここでも世界史の基本的な知識が音楽界を理解するのに役立つというわけです。

・・と、またただの趣味の話になってしまいましたが、もっと実用的なことを学んでものにしたければ、ある程度まとまった時間が必要です。

何かを習得するために必要な時間の目安

ひとつのことをものにするために必要な時間の目安は、次のように言われています。

英語   1000時間 (読・書・聴・話がひととおりできるようになる)

ピアノ  2000時間 (ひととおりの曲が弾けるようになる)

パソコン  500時間 (プログラマーの入り口に立つ)

弁護士資格 4000時間

東大受験  4000時間

1日3時間を1年続ければ1000時間になりますから、日々自分がかけられる時間によって、どのくらいの期間で必要なものが習得できるかがわかりますね。

人生を楽しむために趣味でも実用でもよいので、とにかく自分のために、毎日一定の学ぶ時間を確保しましょう!

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