お城巡りを趣味にしようかと・・ 続日本100名城No148「浜松城」

趣味

これといった趣味もなく、放っておくと引きこもりがちになってしまうので、新たな趣味をみつけようとしています。今回はなぜお城巡りを趣味にしようと思ったか、ということと、とりあえず「浜松城」に行ってきたので、そのレポートです。

趣味は必要なのか

まずは、趣味は必要なのかどうか、というところから入ります。「趣味」というのは本来、強制的につくるものではなく、ついはまってしまうものだと思うのですが、わたしの場合は強烈な趣味というものはありません。ただ、広く浅くいろいろなことにいちおう興味はもっています。たとえば、古典落語、英語学習、クラシック音楽鑑賞、観る将など・・。それから、旅行も好きです。わりと熱しやすく、2〜3年集中的にそのことをやって8割がた満足したら、一旦熱は冷めるという感じ。

そういえば遠い昔、高校生のときは甲子園を熱心に見ていて、そこからプロ野球も見るようになって、かなりのマニアックな野球ファンでした。しかし、数年たつとその熱は冷め、現在、現役で知っている選手はほぼいません。ただ、今の監督やコーチはよく知っています。ちょうどわたしがファンだった時期の世代が今そのポジションなので・・。まあ、このように一旦熱が冷めるにしても、野球をほとんど見てこなかった人よりは、その面白さがわかっているので、久しぶりに試合を見てもすごく楽しめます。

このように、一時期でもは何かにはまると、自分の世界が広がりますし、教養や雑談力も身に付くので人生がより楽しくなる、ということで、わたしにとって趣味は必要だと思っています。

お城巡りを趣味にしようと思ったわけ

ここ1〜2年ほどは趣味の谷間で、ボーッと過ごしていたので、何か面白いものないかな、と漠然と思っていました。で、たまたまテレビで続けてお城や歴史に熱い情熱を燃やしている城郭考古学者の千田先生や、歴史学者の磯田先生をみかけて、なんて楽しそうにお城を語るんだ!と、ちょっとうらやましくなったのがきっかけです。これまで旅先でお城にはちょいちょい行ったことがありますが、わたしはあまり興味をもてずに、暑いな、階段が急でしんどいな、くらいの感じでささっとしか見てきませんでした。でも、興味のある人にとってはあれだけ興奮する材料がお城にはある、ということがわかったので、お城に対する知識があれば、もっと楽しくまわれるだろう、と思いました。

また、わたしは旅行が好きなのですが、ただ有名観光地をめぐって美味しいものを食べるだけの旅より、その地域に対してもっと深い知識があればこれまでの何倍も旅を楽しめるだろう、とブラタモリで学びました。

お城めぐりがよいと思ったのには、さらにいくつか理由があります。

・あまりお金がかからない

お城は自治体が管理していることが多いですから、入場料は安め。数百円も出せば、入場して、中の展示も見ることができます。

・自然の中をたくさん歩ける

わたしはインドア派なので、お城めぐりをするとたまにはたくさん歩けるのがよいですね。お城のまわりは公園として整備されていて、お散歩にも最適です。

スタンプ集めで達成感を味わえる

100名城、続100名城のスタンプを集める楽しみがある、ということがいちばんそそられます。スタンプなら収集したとしてもかさばらないので、物がどんどん増えていく心配がないのもよいですね。

・お城にまつわる知識にはきりがない

スタンプで達成感を味わえる反面、お城にまつわる知識を深めようと思うと、きりがありません。わたしは今のところ建物そのものより、歴史に興味があるので、その地域の時代小説を読んで出かけると、よりお城が楽しめそうです。

浜松城レポート

前置きが長くなりましたが、浜松城のレポートです。お城めぐり初心者なので、見どころはまだよくわかっていませんが、とりあえずわたしが見て興味をもったところをご紹介します。

まず、浜松城は静岡県西部地区の浜松市にあります。JR浜松駅からバスが出ていますが、駅から2km弱くらいなので、歩こうと思えば歩けます。

浜松城公園の東側に広い駐車場があります。今のところ無料ですが、2022年3月から90分以上の駐車は有料となるようです。

駐車場から天守へ向かう道。ゆるやかな坂または急な階段コース。涼しそうなので、階段を選びました。

天守、現る。これは昭和30年代に復元されたもの。このあたりは遠江(とおとうみ)の国になりますが、もともとは今川氏の所領でした。そのころは引間城(曳馬城)と呼ばれていましたが、後に岡崎からうつってきた家康が地名を浜松と改めました。その後、家康は駿府城→江戸城と移りましたが、その間豊臣の家臣だった堀尾吉春が一時入ったときに天守を作ったそうです。なので、復元されている天守閣は家康時代ではなく、堀尾吉春の作った天守ということになります。ただ、江戸時代にはもう天守はなくなっており、そのかわり、城の敷地は三の丸まで拡大され、城下町もつくられたそうです。

そして、現在残っている天守台の石垣は堀尾吉春の頃のものと言われています。野面積み♡かっこいいです。 このあたりは天竜川の河口なので、もっと丸い石で作った石垣を想像していたのですが、ゴツゴツした石が使われています。数百年前に積まれたものだと思うと、ロマンを感じますね。

城内への入場料は大人200円でした。展示でいちばん気に入ったのは、この本多家に伝わる甲冑。室町から安土桃山にかけて作られたものだそうで、復元ではなく本物だとのこと。こんな綺麗な状態で残っているものなんでしょうか??これを本当につけて合戦に出向いていたとなると、めちゃめちゃ格好いいですね。海外にも誇れる日本のファッションセンスです。

明治時代になると、この浜松城も例によって廃城となりますが、後に天守台の上に展望台が設置され、市民の憩いの場になっていたようです。

肝心の続100名城スタンプは、天守閣傍にある天守門(平成26年復元)の中にありました。こちらには天守と共通券で入れます。

お城の周りは浜松城公園として整備され、広場もあるので、幼稚園児や中学生が遠足できていました。現在、本丸の痕跡を発掘中で、数年後にはまた新しい展示が見られるかもしれません、楽しみです。

お城廻りを始めてみて・・

浜松は武田・徳川が何度も攻防を繰り返したところ。若かりし日の家康が、信玄にボロ負けした、かの有名な三方ヶ原の戦いのときも家康はここ浜松を拠点としていました。家康と信玄という超有名人と同じ場所に立っていると思うと、なんだかゾクゾクするかも!? ・・・、というふうに楽しめばよいのかな?

実は、この名城巡りをしてみようと思ったのは、2020年の始めで、名城のスタンプ帳もその頃に購入しました。しかし、コロナの影響でほぼどこにも行けなくなり、2年近くかかって、今回でまだスタンプ3個目です。スタンプ集めをしようと思ったときに、そのことを妹に話したら、趣味というのは「始めよう」と思ってするものではないんじゃない?と言われました。まあおっしゃる通りかもしれませんが、続けていけばお城の深さにはまっていくかもしれません。それを期待して、しばらく続けてみたいと思います。

浜松城公園公式HP

続日本100名城公式ガイドブック

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