2024年に息子が東大理科一類を受験しました。試験当日の一日の流れや会場(本郷キャンパス)の雰囲気などについて、息子から聞き出したことをまとめておきます。
試験会場到着~試験開始
入室は8時50分までとなっていたが、試験官が来て説明が始まるのは9時頃なので、それまでに席に着いておけばOK。トイレもそれまでに済ませておく。
一日目の朝は、東大受験票と共通テスト受験票、本人の顔照合が一人一人行われ、透明シールをもらって、受験票の顔写真の上に貼る。
その後は各科目毎に受験票と本人の顔照合が行われる。
また、同じく各科目の開始前にスマホなど電子機器の電源が切られているか一人一人確認がある。
受験番号と名前は試験前に記入する時間がある(指示が出てから記入する)。
試験会場について
法文1号館の中の定員30名程度の小さい教室だった。
4人掛けの長机にひとつとばしに座った。
机は十分な広さがあり、解答用紙もはみださなかった。
リスニングの聞こえ方は良好。
受験者の人数が少ないので、解答用紙の配布や回収は試験官がすべて行ってくれた。
試験管は部屋に3人。教室の前に2人、後ろに1人。威圧的な感じはなく、丁寧でとても優しかったそうです。
外気温が低かった一日目はとても寒かった。
休み時間やトイレ
息子が受験したフロア自体の人数が少なかったので、トイレが混みあうことはなかった。大講堂で受験する人は外の仮設トイレも使っていた。
朝の試験開始前や一日目のお昼休みはほぼ寝て過ごした。
二日目は前の日寝すぎてもう眠れなかったので、建物の外を少し散歩したら同級生に偶然出会ったが、軽く挨拶しただけで試験の内容については話さないようにした。
お昼休みに安田講堂前で集まってお弁当を食べている人たちがいたが、寒そうだった。
試験会場の建物内やその周りには、ぱっと見たところ自動販売機や食べ物を売っているところはなかったので、飲み物などは十分な量を用意して持って行ったほうがよい。
試験終了後
解答用紙が回収された後もしばらくそのまま着席しておく。
その間、スマホを触ることも本などを読むこともできないので、ボーッとするか寝るしかない。
いつまで待たされるかもわからず、突然合図があって解散となる。
2日とも約30分後に開放された。
私大との雰囲気の違い
私大受験(早慶)とは明らかに雰囲気が違った。
私大はそこが第一志望の人、滑り止めの人、記念受験の人など、いろいろな人がいるが、東大はみんな第一志望者なので、受験者の見た目や雰囲気が似ている。
ホテル内や道を歩いていても東大受験者はなんとなくわかる(眼鏡率高く、髪型はナチュラル?、黒っぽい地味な服装、歩くのが速い)。
メンタルを保つために当日工夫したこと
試験が終わってから解答用紙が回収されるまでに目の前に置いてある自分の解答用紙は見ないようにした。
そこで間違いを発見しても、もう訂正できないし、ショックで次の科目までひきずってしまうかもしれないので。
休み時間中はなるべく周りの人の会話を聞かないようにした。
周りに「簡単だった」と言われると落ち込むし、「難しかった」と言われると油断しそう。
空き時間に次の科目の解く順番や間違いやすく気を付けなければならない点などをまとめたメモを見る。(科目毎にまとめてあった)
紙に書いておけば、それを頭の中で反芻しなくてよいので、余計な労力を使わずに済む。
それを見ることで前の科目から気持ちを切り替え、その科目だけに集中できる。
これは共通テストのときもやっていました。
できる限りのことは準備したつもりでしたが、それでもいつもするようなミスはしてしまいました。
しかし、本番では緊張で普段は絶対しないようなミスをしてしまう、という話もよく聞きますので、いつも通りできたのは、準備が万全だったからかな、と思います。
ちなみに、共テも東大2次も緊張はしなかった、と本人は申しております。
来年以降受験されるみなさん、事前にわかることは調べておき、不安要素をなるべく減らして試験に臨み、当日は持っている力をすべて発揮してください!
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