HSP(繊細気質)に加えてHSS(刺激探求気質)も?

生き方・考え方・哲学

先日、わたしは「HSP=繊細さん」であることの記事をアップしましたが、さらに新しい概念HSSでもあることが判明しました。

HSPとは「Highly Sensitive Person」の略で、人いち倍たくさんのことを感じ、深く考えてしまう人のこと。それゆえ、生きづらく感じることがあるのですが、その反面、繊細な感性を通して毎日の小さな「いいこと」にもよく気づき、幸せも感じやすいそうです。でも、わたしの場合、単にそれだけではないようです。

前回記事 「HSP=繊細さん」なわたしと真逆の息子

HSSとは?

HSSとは「High Sensation Seeking」の略で、一言であらわすと「刺激探求タイプ」。好奇心旺盛で、新しいものが好き、退屈は天敵。次に何をするのかが読めないタイプなんだそうです。

わたしはこの概念を高野優さんの「HSP!自分のトリセツ」という本で知りました。

高野優さんについて

高野優さんは育児漫画家・イラストレーターであり、三姉妹の母です。マンガを描きながら話をするという独特なスタイルで講演活動も行っておられます。

わたしがよく知っているのは育児漫画家の高野さん。長男が生まれたときに図書館でみつけた高野さんの育児漫画エッセイに出会い、「子供の赤ちゃん時代はあっという間に終わっちゃうから、今を思い切り楽しまなきゃ損!」と思うようになり、育児が楽しくなりました。

その後、高野さんの育児漫画はほぼ全部読みましたが、うちの息子も現在はすでに高校生なので、しばらくは高野さんの著書から遠ざかっていました。

しかし、最近わたしは「繊細さん」という本でHSPであることを自覚し、関連本をさらに探していたら、高野さんんもHSPであることが判明。そして、その本には高野さんがHSPに加えてHSSであることも書かれいた、というわけです。

この本には、高野さんは実母との関係がうまくいかず、祖父母と過ごした貴重な時間のことも記されていました。わたしの子供の頃を思い返すと、共感できる部分がたくさんあり、だから自分は高野さんの育児漫画にはすごく反応したんだな、と合点がいきました。

HSSチェックリスト

以下は本に載っていたHSSチェックリストの一部です。

少しでも当てはまるなら「はい」、あまり当てはまらない、全く当てはまらないなら「いいえ」と感じたままに答えていきます。

・会話が退屈で、苦痛になることがある
・なにもせずにただ待つのは嫌いだ
・同じ映画を2回以上観ることは滅多にない
・旅行にお金を使うなら、知らない外国のほうがよい
・新しい分野を探求するのが好き

ー HSP!自分のトリセツ/高野優 1万年堂出版より

これはわたし自身が当てはまるな、と思った項目の一部です。

もしこういう気質をお持ちの方はHSSの可能性があるので、詳細はぜひ書籍でチェックしてみてください。

HSPなのにHSSという矛盾

わたしがHSSなのはわかりましたが、問題は繊細で外からの刺激に敏感に反応してしまうHSPの性質も同時に持ち合わせていることなんです。この状態を「HSS型HSP」と呼ぶらしい・・。

それによって、自分から刺激を求めて外へ出かけていくのに、次の日はどっと疲れて寝込んでしまう、というようなことが起こります。わたしがこうなってしまうのは体力がなさすぎるからだ、と長年思い込んでいました。でも、このタイプの人にはよくあることなんだそうです。

HSP、HSSに関連する4つのタイプ

わたしのようにHSPとHSSを併せもっている人の特徴は・・・・

・好奇心旺盛だけど刺激には弱い
・環境の変化や他人の気持ちによく気づく
・珍しいこと、新しいものが好き
・石橋はたたくがすぐに渡る

だそうで、たしかにわたしは全部当てはまります。

他にもHSSだけど非HSP、HSPだけど非HSS、HSP・HSSのどちらでもない、という大きく4つのタイプに分かれるそうです。

とはいっても綺麗に4つに分類できるわけではなく、その中間のような人もいるわけで、うちの息子はHSP(非HSS)とHSP・HSSのどちらでもない、の2つのタイプのちょうど真ん中だということがわかりました。息子は刺激を好まず、落ち着いているのだけど、決してやる気がないわけではありません。どんなタイプの人ともわりと無難に付き合い、いつも情緒が安定していて、いわゆる「中庸」な人。「中庸」とは、かたよらず調和がとれている、つまりニュートラルな人のことです。

わたしの祖父がこのタイプの人で、わたしは長年このニュートラルな人に憧れていたのですが、やっぱりわたしは対極だったんですね。だから自分にないものをもっている人に憧れていたのかもしれません。祖父の気質はひ孫であるわたしの息子に隔世遺伝したようです。いくら憧れても、もともとの気質が違うなら、もうありのままの自分でいこう、と今40代後半にしてやっと覚悟ができました。

今回は、自分と同じような人が世の中に存在するんだ、と知ってとても嬉しくなりました。それが大好きな育児漫画の高野優さんだったので、こういう自分の気質も悪くないな、と思えます。

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