先日、NHKの「SWITCHインタビュー」という番組でアン・ミカさんとマンボウやしろさんの対談が行われていました。その中で、アン・ミカさんがお母さんから教わった美人の条件や、そのほかのお話いろいろがとても素敵だったので、ご紹介します。
本当の美人とは 〜お母さんの教え〜
「一緒に居て心地よい人が美人」
アン・ミカさんは子供の頃、お母さんからそう教わったそうです。そして、そんな美人になるために、次の3つのことを心がけるとよいそうです。
1、姿勢をよくする
胸の前に眼があると思って、人と話すときは胸をその人の方向に向ける(つまり、体ごと向きを変える)と感じがよいそうです。逆に顔だけ向けると、相手を見下しているようにも見えます。
2、口角を上げる
笑顔でいると、相手も笑顔になり、それを見た自分もまた笑顔になるという、笑顔の連鎖が生まれます。
3、話し方・聞き方に気をつける
自分が話すときは「5W1H」を心がける。人の話を聞くときは、相槌・共感・質問をするように心がける。
どれも簡単なことですが、意外と普段はできていないことなのかもしれません。でも、地道に努力すれば身に付きそうですね。
辛いときや悲しいときは 〜神父さんの教え〜
アン・ミカさんはクリスチャンです。辛いことや悲しいことが起こったときに、子供の頃から通っている教会の神父さんに相談に行くと、こんなことを教わったそうです。
「若いときの苦労は神様からのプレゼント」
普通に生きていても、辛いことや悲しいことは定期的にやってきてしまいます。でも、自分が大変な思いをすると、同じような苦労をした人の気持ちに寄り添えるようになります。そして、そのときに考え方を変え、辛いことを乗り越えると、人としての器も広がります。
こんなことを教えてくれる素敵な大人がそばにいると、道に迷ったときに、本当に救われますね。
モデルになる条件 〜お父さんの教え〜
アン・ミカさんのお父さんも素敵な方だったようです。
アン・ミカさんが19歳でモデルになりたいと思ったときに、お父さんからは反対されたそうです。でも、どうしてもなりたいなら、と次のような条件を出されたそうです。
「社会の役に立つ人になる」
そのためには、まず新聞を読みなさい。そして、世の中のニーズを知り、自分がワクワクすることで資格をとり、人の役に立つことをしなさい、とのこと。
ただモデルになって、周りにチヤホヤされると、驕ってしまうかもしれません。自分のことだけではなく、人の役に立つことを考えて、常に謙虚な心を忘れないように、という教えなのでしょうね。そして、この教えをちゃんと実行したことが、今のアン・ミカさんのマルチな活躍につながっているのだと思います。
故人との対話
アン・ミカさんのお母さんは、アン・ミカさんがまだ10代の頃に亡くなられています。そして、お父さんも40代の若さで亡くなられたそうです。だけど、今回のお話を聞いて、人は亡くなってからも残された人に与えられるものがたくさんある、ということがよくわかりました。確かに、生きているときより亡くなってからのほうが、その人に思いをはせる、ということが多くなるような気がします。こんなときあの人がいたら、あの人だったらどう言うだろう、あの人だったらどうするだろう・・・、と故人とは心の中で対話することができるのですね。
わたしも、自分が死んだあとに、自分の子供が「母だったらこんなときどうするだろう」と思い出してくれるような生き方をしなければ、と考えさせられました。
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